次に多い悪徳業者による詐欺行為は、「ツークリック詐欺」です。「ワンクリック詐欺」は耳にしたことがあっても、「ツークリック詐欺」は知らない……という人は多いのではないでしょうか。

電子消費者契約法では、注文・申し込みがあった場合、申し込み承諾の通知をした上で、且つそれが申込み者に届かないと契約成立となりません。つまり、二度消費者に確認させることで、法律上支払いをする義務を発生させる手口です。

「ツークリック詐欺」の特徴は、以下の通りです。まずポップアップダイアログに、「18歳以上で規約に同意しますか?」というメッセージと共に、「料金は○○円で、○○に日間見放題です」といった内容が表示されます。

ここで同意を示したら、次に「18歳以上で規約に同意しますか?」と、再び年齢確認の表示が表れます。直前に見たメッセージによく似ているので、利用者はきちんと内容を確認せずに同意してしまうでしょう。

しかし、よくよく文章に目を通してみると、「必ず○日以内に振り込んで下さい」と、金銭の支払いを命じる内容が書かれている場合があります。似たようなメッセージを表示することで、二度目はきちんと内容を確認しないよう誘導する。人間の潜在意識を利用した巧妙な手口だと言えるでしょう。

しかし、万が一「ツークリック詐欺」に引っ掛かったとしても、慌てることはありません。「ワンクリック詐欺」の場合は、言うまでもなく法的な支払い義務は生じないので、そのまま無視して構いません。

「ツークリック詐欺」は法を盾にしているとはいえ、消費者が内容をきちんと理解していない上で結んだ契約ですので、無効にすることが出来ます。そもそも無料サイトを利用しているのに料金が発生するということ自体が間違いなのですから、どのような内容が表示されようとも、焦ることはありません。

有料サイトを利用したのならば支払いを覚悟しなければいけませんが、“無料”を謳ったサイトでどのように金銭を請求をされようとも、強い気持ちで無視してしまいましょう。